一宮研伸大学大学院のご案内

GRADUATE SCHOOL OF ICHINOMIYA KENSHIN COLLEGE

看護における高度な専門職として
地域の看護学の発展に寄与できる人材の育成

募集要項

願書等の各種様式は、募集要項冊子に綴じ込みとなっています。
願書取り寄せについては、本学入試広報室(nyushi@ikc.ac.jp)まで、郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入のうえお申し込みください。

ご挨拶

学校法人研伸学園
理事長
伊藤 伸一
学校法人研伸学園が開設以来大きな目標としていた一宮研伸大学大学院 看護学研究科 修士課程が令和5年4月に開学いたします。
ここまで半世紀を超えて看護教育に邁進してまいりましたが、近年の社会情勢と看護を取り巻く環境の変化は想像をはるかに超える未曽有の混乱の中にあります。新興感染症の影響により、急速な少子化が進み高齢化社会に拍車がかかる事態となっています。これに立ち向かうためには高い倫理感を持つ実践力のある看護師の養成が急がれます。
本大学院では6つの研究領域を設置します。優れた看護実践力を有し保健医療チームの中心的役割を果たし、社会に貢献できる人材の養成に全力を尽くします。
一宮研伸大学
学長
大久保 清子
本大学院では、看護学や研究の学びから、対象への深い理解を基盤として、科学的根拠をとおし、従来の価値観にとらわれず、柔軟な発想を以って、地域の医療をささえるべく地域をリードする能力を有する人材を育成し社会に貢献いたします。少子超高齢化が一層進む中で、人口及び疾病構造の変化に応じた適切な医療提供体制の整備が進められています。また医療分野において、人工知能やロボティクス、情報通信技術が導入されるなど、社会情勢の変化は著しく、看護職は、多種多様な場所で多職種と連携して適切な医療を提供することが期待されています。つまり看護を創造し、多様性・複雑性に対応する能力が求められています。その力を本学で自ら醸成しましょう。
一宮研伸大学
大学院看護学研究科長
安藤 詳子
本学の大学院看護学研究科は、21世紀の我が国における地域の健康課題や多様化する医療ニーズに対応できる高度看護専門職の育成を目指しています。少子高齢化の中で、地域を含む病院内外での医療・看護連携システムのあり方も大きな課題です。大学院では、看護職としてのこれまでの知識と経験を土台に、幅広い視点から課題を見つめなおし、科学的根拠に裏付けされた成果を学びなおすことで、新たな看護展開を考える機会を提供します。近年の医療・看護の展開を見据え、看護学の発展に寄与できる人材の育成を目指します。

看護学研究科について

本学が設置する大学院看護学研究科は、21世紀の我が国における多様化する医療ニーズに対応できる以下のような人材を育成します。
人権尊重と擁護を根幹とした倫理観及び科学的根拠に裏付けされた看護学の幅広い知識と看護実践力を身に付け、リーダーシップ・マネジメント力及び研究・教育能力を有し、看護実践における課題の解決や看護学の発展に寄与することができる人材

本看護学研究科では、上記の育成する人材が身に付けるべき資質・能力をディプロマ・ポリシー(学位授与の方針:DP)として5項目を提示しています。これらの能力を身に付けるために、カリキュラム・ポリシー(CP)に基づいた教育課程に沿って教育を行います。このDPとCPの目標・内容を踏まえ、本大学院入学までに基本的知識、関心や態度を身に付けている者を入学者受入れ方針(AP)として4項目掲げています。この入学者受入れ方針に沿った入学者選抜を行い、研究科修了時点で備えるべき能力を培うという一連の過程を踏んで大学院教育を行います。

3つのポリシーの関連
  • 地域創成について、本大学院では、地域の健康課題と多様化する医療ニーズに対応し、地域からの要請に応え、地域との協働により地域で生活する人々にとってより良い保健・医療・福祉・看護を創り上げていくことを地域創成といいます。
  • 地域創成ケアシステム分野とは、地域の特性に応じたケアシステムの構築及び組織・集団のマネジメント、教育プログラムの構築及び地域ケアワーカーや看護職の教育力強化等を図り、地域全体の健康を統括・支援することを学ぶ分野のことをさします。
  • 地域生活創成看護分野とは、地域で生活する人々が個々の健康課題・発達課題に主体的に取り組み、健康レベルや療養の場が変化しても、その人らしい健康・療養生活や生活の質向上の追求、保持・増進を支援するための看護実践力や教育・研究能力を培う分野をさします。

教育課程について

研究指導教員一覧

分野 専攻領域 領域の説明 担当教員名 主な研究テーマ メッセージ
地域創成ケアシステム 看護マネジメント学(認定看護管理者の受験取得可能) 組織の構築、他組織と連携・協働するための看護理念の具現化の探求、及び人材フローのマネジメントと労働環境について考察し、地域とともに価値を創成する組織の在り方を探究する。

教授 

※大久保 清子
地域創成に必要なケアシステムのマネジメント、及び組織変革やリーダーシップに関する研究 組織や臨床において、どう取り組み変革すると活性化するのか。どう人材を育成していくのか等。多くの知識を吸収し、さまざまな疑問を明らかにすることで、モチベーションとレベルアップをはかりましょう。

准教授 

※鈴江 智恵
看護マネジメントや看護師のキャリア発達支援に関する研究 看護職のそれぞれが力を発揮して、現場でいきいきと働くことができるためにどんな工夫があるのか、実践の場で活かせるよう共に考え、学びあいましょう。
看護科学 主に、①卓越した看護アセスメントの技術開発、②科学的・論理的根拠に基づく看護ケアに関する教育プログラムの開発・検証等について探求する。

教授 

※藤本 悦子
解剖生理学を基盤とし、様々な手法を用いた生体情報の分析を基に、看護技術に関する検証及びケア開発に向けた研究 臨床の場で疑問に思ったことを一緒に解決しましょう。温罨法と冷罨法とどっちがいい?といった素朴な疑問からの研究を歓迎します。研究では解剖生理学をはじめ学際的な手法を活用することを指導します。

教授 

※石井 成郎
看護におけるインストラクショナルデザイン、教育・学習成果の評価やICTを活用した学修支援に関する研究 科学的根拠に基づいた効果的な教育の実現に向けて、教育方法やその評価方法を実践的に学修します。研究を通して、病院や学校などの教育場面に役立つ知識・スキルを身につけていきましょう。
地域生活創成看護 次世代育成看護学 主に①性と生殖に関わる保健、周産期の家族の健康、親子・家族関係の支援における課題、②子どもと子を産み育てる家族のもつ主要な健康問題等について、有効な看護支援方法論を探究する。

准教授 

※小島 德子
周産期にある女性とその家族の支援に関する研究、乳汁分泌促進への支援に関する研究、助産学教育・実習に関する研究 クリティカルシンキングを養い、鍛えるために論文抄読を行います。多角的に捉える視点をもち、『そんな思考もあったのか!』と周囲を驚かせるアイデアを、ともに創り出していきましょう。
急性・療養生活支援看護学 クリティカルケアを必要とする患者と家族への看護を探求する。

准教授 

小倉 久美子
周手術期看護・救急看護・クリティカルケア看護に関する研究,ICUマネジメントに関する研究 急性・重症患者の回復を促す看護実践や生命の危機状況にある患者とその家族の意思決定支援に関する実践、ICU マネジメント・周手術期看護の課題を一緒にリサーチしていきましょう。
慢性の健康課題を有する人と家族への療養生活支援の在り方や必要な看護、課題について探究する。

准教授 

増永 悦子
慢性の健康課題(がんを含む慢性疾患)をもつ人と家族の看護に関する研究、慢性期看護における教育に関する研究 慢性の健康課題をもつ人への日々の看護実践(病院、地域、在宅等)の中で、忘れ難い患者さんやご家族との看護場面や、疑問に思ったこと等を、研究を通して一緒に考えていきたいと思います。
メンタルヘルス支援看護学 地域に暮らす認知症高齢者と家族へのケアマネジメントのあり方、及びメンタルヘルスに問題を抱える人を支援するためのヘルスケアシステムの現状や地域特有の課題を探究する。

教授 

※榊原 久孝
健康生活支援に関する疫学調査研究、地域包括ケアシステム構築に関する研究 看護現場のデータ解析や質問紙調査など疫学調査研究に従事してきました。相談歓迎です。課題の改善に向けて一緒に考えていきましょう。

教授 

※野村 千文
高齢者及び認知症高齢者とその家族・介護者への地域におけるケアシステム開発に関する研究 学際的な知見をもとに高齢者への理解を深め、健康寿命の延伸や認知症予防の観点から、当事者ならびに家族へのケアシステムのあり方について一緒に探究しましょう。

教授 

※大谷 恵
精神看護学教育・技術に関連した研究、メンタルヘルス支援を要する患者とその家族を対象とした実践的介入研究 人がその人らしく生きていくために、心の健康は重要です。人の心や行動に目を向けながら、精神障害をもつ人やご家族への支援、さまざまな場で生活する人々の心の健康について一緒に考えていきましょう。
がん療養生活支援看護学専門看護師育成(がん看護CNS) がん治療を受けている患者とその家族への包括的支援のあり方を探究する。また、緩和ケアにおける様々なアプローチ方法の課題を探究する。

教授 

※安藤 詳子
がん患者と家族・がんサバイバーへの支援に関する研究、がん医療に携わる看護職の実践や教育に関する研究 治療選択と意思決定支援、がん治療における支援、症状マネジメント、トータルペインとアプローチ、家族ケアなど、実践の中で抱く疑問や課題を研きましょう。また、是非、がん看護CNS に挑戦しましょう。

教授 

※下平 唯子
がん患者・家族やクリティカル状況下にある患者・家族への支援に関する研究 もし、あなたががんになったら、あるいはその家族になったら、どんな体験をするのでしょうか? 病いとともに生活するその体験的世界を理解し、支援のあり方を一緒に考えましょう。

※ 看護学特別研究指導者
研究指導内容は上記テーマに限ったものではありません。
名前をクリックするとリサーチマップへつながります。

院生室

大学院に関するお問い合わせ

一宮研伸大学 入試広報室
〒491-0063 愛知県一宮市常願通 5丁目4番1
電話:0586-28-8110  E-mail:nyushi@ikc.ac.jp