在学生:
大学での学びを力にするためにどんな勉強方法を行っていましたか?
卒業生:
授業で大切な部分はマーカーで記し、わからないところは先生や友達に聞いて必ず解決するようにしていました。
卒業生:
実習は1日目に患者さんの疾患について情報収集し、本などで調べてから臨みました。調べたことは実習以外の勉強でも役立ちました。
在学生:
実習で特に気をつけていたことはありますか?
卒業生:
わからないことやできないことは指導者に聞いて理解するようにしました。意識がある患者さんに対してのおむつ交換や着替えは、声をかけながらやると患者さんの協力が得られてスムーズに進むことを学びました。
在学生:
参考になります。国家試験対策はどのように行っていましたか?
卒業生:
まず過去の問題を解いて、自分の得手不得手を明確にしてから勉強するといいと思います。ゼミ室を活用して友達と協力しあって勉強するのはおすすめです。試験本番で「あの時、みんなで勉強したこと」と思い出せるので効果的です。
卒業生:
問題集での勉強以外に、空いている時間は国試問題のアプリで勉強しました。大学で外部講師による分野別の講座や模試が行われるので、積極的に活用するといいと思います。
在学生:
ありがとうございます。大学生活で経験しておいたほうがいいことはありますか?
卒業生:
友人をたくさん作っておくといいと思います。看護師は休日がシフト制なので、休みを合わせて遊びに行くことができたり、お互いの仕事についての情報交換もできます。
在学生:
仕事のやりがいや大変なことについて教えてください。
卒業生:
患者さん1人ひとりに合わせた看護を考え、仕事に優先順位をつけながら行うことは大変ですが、採血や点滴など自分のスキルが徐々に上がっていくことが嬉しくやりがいを感じます。
卒業生:
受け持ちの患者さんに「ありがとう」と言われたり、入院中のケアについて患者さんの家族に感謝をされたことがあり、この仕事についてよかったと実感しました。
在学生:
お話から看護師はやりがいがある素敵な仕事だと実感しました。最後に、これからの看護師に必要な心構えを教えてください。
卒業生:
まずは社会人の基本である挨拶や返事ができることや、わからないことはそのままにせず上司や先輩に聞いて解決することが大切です。
卒業生:
患者さんの変化に気づいたらすぐに先輩や医師に報告するなど、「報告・連絡・相談」を徹底することを忘れないでほしいと思います。