Dialogue

在学生×看護師対談
後輩へのアドバイス
後輩:
大学の学びを自分の力にするために取り組んだことを教えてください。
助産師:
まず予習・復習は大切です。また科目ごとではなく、病態生理学と生化学など専門用語や内容につながりのある科目は、関連づけて勉強するようにしました。
看護師:
実習の前は、実技のイメージトレーニングを行うようにして備えました。
後輩:
国家試験対策はどのように行いましたか?
助産師:
過去の問題を解くことに徹底しました。間違えた箇所は参考書で確認し、マークして覚えるようにしました。1年次から始まる国試対策講座の資料や模試対策の解説書は、とてもわかりやすく、知識の習得に役立ったと感じています。
看護師:
大学は学習環境が整っているので、毎日通って勉強しました。国試対策講座は対面授業が多く、試験の傾向と対策を具体的に教えてもらえるので助かります。国家試験の1ヶ月前には、自分だけの参考書を作り、勉強に専念しました。
後輩:
参考になります。助産師課程で大変だったことはどのようなことでしょうか?
助産師:
助産の実習は、その場で妊婦の状態を見ながらアセスメントを考えるので、常に緊張感が漂います。1人として同じ出産はなく、その人に合うケア方法を明確にしていくことは簡単ではありません。現在は日々の業務での経験や先輩のアドバイスをもとに実践しています。
後輩:
ありがとうございます。学び以外で、大学時代に経験しておいたほうがいいことはありますか?
看護師:
多くの人と接するアルバイトで身につけた対人力は、今の職場でも生かされていると実感しています。
後輩:
そうなんですね。就職先はどのように選びましたか?
助産師:
将来的に産科で働くことを目標に、まずは多くの知識と技術を身につけるために総合病院を選びました。
看護師:
大学の実習先であり、病棟の雰囲気もよかったので決めました。大学の同期が多いことも心強いです。
後輩:
看護師になってよかったことを教えてください。
看護師:
患者さんが元気になって退院される姿を見ると、入院中にしっかりとサポートできてよかったと実感します。
後輩:
これからの看護師、助産師に必要なスキルを教えてください。
助産師:
知識や技術も大切ですが、患者さん1人ひとりが持つ背景を理解し、寄り添う力が重要だと思います。
看護師:
患者さんが不安や悩みを気軽に話せる雰囲気を作るスキルが必要です。そのためには大学時代からコミュニケーション力を磨くことが大切だと思います。