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【総合ゼミナール】本学学生の藤井結愛さんが学会発表に挑戦しました

  • 2021.10.5
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 本学4年生の藤井結愛さんが、総合ゼミナール(指導教員: 肥田武講師)で取り組んだ研究の成果を、第40回日本思春期学会総会・学術集会(2021.09.27~10.03〈オンライン開催〉)にて、発表しました。
 発表の要点を紹介します。
 藤井さんは日本の性教育の遅れに対する問題意識から、将来の性教育を担う教職(保健体育科)志望の学生たちが性の知識をどのように感じながら学んでいるのかを明らかにしたいと考えました。

 そこで教職(保健体育科)志望の学生たちにインタビューを行い、質的に分析しました。
 結果として、学生たちが「教えたい気持ちはあるけれど教えられない」と感じていること、その背景には複雑に交錯する「精神的要因」「環境的要因」「個別的要因」があることを解釈的に明らかにしました。また考察として、「日本の性教育を遅らせる負のループ」の存在を提起しました。

 以下は藤井さんの感想です。「インタビュイーの方々の協力や先生の指導のもと、私が興味や疑問を持ったことを総合ゼミナールの研究を通して、追究できたことを嬉しく思います。この大学で学んで“研究が楽しい”、“いつか研究者の道に進みたい”と自分の人生の選択肢を広げることができたことは今後の私の人生にとって大きな財産になると思います。これからも“なぜ”という視点を忘れずに自分が選んだ道を信じて歩んでいきたいです」。